STEAM教育教室おすすめ6選|幼児・小学生・中高生向けのスクールを紹介!

近年、子どもの創造力や思考力を伸ばす教育として「STEAM教育」が注目されています。その流れの中で、「STEAM教育 教室」と検索し、どのような教室があり、我が子に合うのかを調べている保護者の方も多いのではないでしょうか。STEAM教育の教室では、プログラミングやロボット、アート、実験などを通して、正解のない課題に挑戦する力を育てます。

本記事では、STEAM教育教室の特徴やメリット、年齢別の選び方、向いている子どものタイプまで詳しく解説します。

目次

STEAM教育教室おすすめ6選

STEAM教育教室は種類が豊富で、学べる内容や形式もさまざまです。ここでは「プログラミング」「ロボット」「IT・ものづくり」「オンライン」「総合カリキュラム」など、異なる強みを持つ人気の教室を6つ厳選して紹介します。

それぞれ対象年齢や学び方の特徴が異なるため、お子さんの興味や学習スタイルに合わせて選ぶのがおすすめです。教室によっては無料体験やオンライン対応もあるため、まずは体験レッスンで雰囲気をつかむのも良いでしょう。

1.プログラボ

proglabのHPの画像

【プログラボ】は、レゴ®ロボットを使ったロボットプログラミングを中心に、STEAM教育の基礎を楽しく学べる教室です。幼児から中学生まで幅広い年齢を対象としており、ロボットの組み立て・プログラミング・制御を通じて、課題解決力や論理的思考を育てられます。

教材にはおなじみのレゴ®マインドストーム®を採用し、子どもたちは遊び感覚で学習できる点が魅力です。入会金や教材費が不要で、月謝のみで通える点も嬉しいポイント。無料体験授業も行われており、教室の雰囲気を確認してから入会を判断できます。初心者や低学年の子どもでも無理なく始められる体制が整っているのも特徴です。

STEAM教育の種類ロボットプログラミング
対象新年長~中学生
授業形式集団(10名以下)
教室北海道・東京・神奈川・千葉・埼玉・愛知・大阪・兵庫・京都・奈良・愛媛・福岡・佐賀
※2025年12月時点
料金【ビギナー(年長〜)】
月2回/8,140円(税込)
月3回/11,770円(税込)
【スタンダード1(小2〜)】
11,770円(税込)
【スタンダード2(小3〜)】
14,850円(税込)
【アドバンスト1(S2修了者)】
14,850円(税込)

2.LITALICOワンダー

LITALICOワンダーのHPの画像

【LITALICOワンダー】は、プログラミングやロボット制作などIT×ものづくりを学べるSTEAM教育教室です。年中から高校生まで幅広い年齢に対応し、個人の学習ペースや興味に合わせてカリキュラムを進められる点が特徴です。

講師は制作の楽しさを共有する研修を積んでおり、子ども一人ひとりの「好き」を引き出す指導が評価されています。また、同じ教室で複数の学年が共に学ぶことで、友達同士で刺激し合いながら成長できる環境が整っています。

発達障害など多様な特性を持つ子どもにも理解あるサポートがあり、安心して通えるとの声も多いです。関東を中心に教室展開しており、オンラインコースも選択可能です。

STEAM教育の種類ゲーム&アプリプログラミング
ロボットプログラミング
3Dプリンター
対象年中(ひらがなが読めればOK)〜高校3年生
授業形式オンライン:マンツーマン
教室:少人数(1〜4名)
教室全国(オンライン)・東京・神奈川・埼玉・千葉

3.ヒューマンアカデミージュニア

ヒューマンアカデミアジュニアのHPの画像

ヒューマンアカデミージュニアは、首都圏に教室を持つロボット教室で、STEAM教育の実践場として人気があります。年中〜小学生を対象に、ロボットの組み立て・プログラミング・制御の体験を通じて、探究心や創造力を育てるカリキュラムを提供しています。

初心者でも取り組みやすい「プレプライマリーコース」など、段階的にステップアップできるコースが用意されており、「自分で作って動かす」喜びを重視した内容です。また、理数系の基礎・集中力・問題解決力など、お子さんの将来のために必要な力を体験的に学べる点が魅力です。教室数が多く通いやすい点も保護者から支持されています。

STEAM教育の種類ロボットプログラミング
対象ロボット教室:4歳以上
プログラミング教室:小学1年生〜
授業形式オンライン:マンツーマン
教室:少人数(1〜4名)
教室全国(オンライン)・東京・神奈川・埼玉・千葉
料金入会費(入会金11,000円(税込)+教具代33,000円(税込))
月額:授業料11,550円(税込)

4.ITeens Lab

iteens-lab の公式HPの画像

ITeens Labは、オンライン特化型のITスクールで、全国どこからでも受講できる点が大きな特徴です。プログラミングだけでなく、動画編集・デザイン・ITリテラシーなど、多様なITスキルを学べる総合的なカリキュラムが整っています。

授業はオンラインで行われ、生徒同士の交流イベントや「文化祭」など発表の場も用意されているため、オンラインながら刺激のある学びができます。個々のペースで進められる仕組みと丁寧なサポートにより、初心者でも安心してスタートできるのが強みです。入会金や月謝は設定されていますが、無料体験やフリークラスなど追加サービスもあり、幅広いスキルを育てたい家庭におすすめです。

STEAM教育の種類プログラミング、音楽制作、動画制作、デザイン、3Dモデリング
対象小学3年生〜高校3年生
授業形式集団
教室オンライン
料金入会金:18,700円
週1コマプラン:15,800/月
週2コマプラン:26,400/月

5.STEMON

STEMON(ステモン)は、本格的なSTEAM教育&プログラミングスクールとして全国に教室を展開する人気スクールです。ブロック制作・プログラミング・ロボット制御などのものづくり体験を通じて、身近な仕組みや原理を学ぶことを基本にしています。学んだ知識を実際に「つくる」「ためす」といった体験に落とし込むことで、これからの時代に必要な創造力・表現力・論理的思考力・問題解決力を育てます。

STEMONのカリキュラムは、子どもの発達段階に合わせて構成されています。低学年ではブロック教材を通した物理原理やプログラミング基礎の学びを中心にし、高学年になるとパソコンを活用したゲーム制作、アニメーション制作、ロボット制御などの実践内容へと進んでいきます。こうした段階的な学びが、AI時代に求められる幅広いスキル形成につながるのが特長です。

STEAM教育の種類IT・物理・数学・プログラミング&ロボット
対象小学3年生〜高校3年生
授業形式集団
教室北海道・青森・岩手・宮城・福島・茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・神奈川・東京・石川・富山・長野・静岡・愛知・岐阜・奈良・大阪・兵庫・岡山・徳島・高知・長崎・福岡・大分・熊本・鹿児島・アメリカ・メキシコ・バングラディシュ
料金入会金:18,700円
週1コマプラン:15,800/月
週2コマプラン:26,400/月

6.STEAM Campus

STEAM Campusは比較的新しいSTEAM教育ブランドで、子どもたちが主体的に考え、創造的な学びを深める場として設計されています。遊びのような自由な学びを通して、SCIENCE、TECHNOLOGY、ENGINEERING、ART、MATHEMATICSの5分野を統合的に体験できる環境を提供しています。

教育理念には「自ら考え、自ら行動する力を育む」ことが掲げられており、課題に対して複数の解答を探るプロセスを重視する指導が特徴です。個性を尊重したカリキュラム設計のため、好奇心や思考力を自然に育成できるうえ、子ども自身の興味の広がりを後押しします。全国展開中で、教室やプログラムの形式も多様です。

STEAM教育の種類レゴブロック・プログラミング&ロボット
対象1歳〜
授業形式集団
教室北海道・宮城・埼玉・千葉・東京・神奈川・石川・愛知・三重・京都・大阪・兵庫・奈良・徳島・福岡・沖縄

STEAM教育の教室とは?

STEAM教育の教室とは、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、芸術(Art)、数学(Mathematics)を横断的に学べる学習環境を提供する教室のことです。単に知識を教えるのではなく、実験や制作、プログラミングなどの体験を通じて「自分で考え、試し、表現する」力を育てることを目的としています。学校教育では時間や設備の関係で取り入れにくい探究型の学びを、少人数制や専門講師のもとで実践できる点が特徴です。

STEAM教育の定義(STEMとの違い)

STEAM教育は、STEM教育に「Art(芸術・創造性)」を加えた教育概念です。STEM教育が理数系スキルの習得に重点を置くのに対し、STEAM教育ではデザイン思考や表現力、発想力も重視されます。例えば、プログラミングで動くロボットを作るだけでなく、その見た目や動き方、使い道まで子ども自身が考えるのがSTEAM教育の特徴です。論理的思考と創造的思考を同時に育てる点が、現代社会に必要な力として評価されています。

STEAM教育教室で学べる主な内容

STEAM教育教室では、プログラミング学習を中心に、ロボット制作や電子工作、理科実験、アート制作など幅広い内容を扱います。ブロックやタブレットを使った直感的な学習から、コードを書く本格的な内容まで、年齢やレベルに応じたカリキュラムが用意されています。単に作り方を学ぶのではなく、「なぜこうなるのか」「もっと良くするにはどうすればいいか」を考えさせる指導が行われる点が特徴です。

STEAM教育教室に通うメリット

STEAM教育教室に通う最大のメリットは、知識の詰め込みではなく、思考力や創造力を実体験を通して育てられる点です。子どもは課題に対して試行錯誤を繰り返しながら、自分なりの答えを見つけていきます。このプロセスが、問題解決力や粘り強さ、自信につながります。また、学校や家庭では触れにくい専門的な教材や機材を使える点も、教室ならではの魅力です。

思考力・問題解決力が身につく

STEAM教育教室では、「どうすればうまくいくか」を子ども自身に考えさせる場面が多くあります。失敗しても原因を考え、改善し、再挑戦する流れを繰り返すことで、論理的に考える力や問題解決力が自然と身についていきます。この経験は、将来の学習や仕事においても役立つ重要な土台となります。

創造力・表現力を伸ばせる

アート要素を含むSTEAM教育では、正解が一つではありません。同じ課題でも、子どもによって完成する作品はまったく異なります。自分のアイデアを形にし、それを言葉で説明する経験を通じて、創造力や表現力が育ちます。「自分の考えを表現していい」という安心感が、自己肯定感の向上にもつながります。

将来のIT・理系分野につながる

STEAM教育教室での学びは、将来のIT・理系分野への興味につながりやすいのも特徴です。幼少期からプログラミングや科学的思考に触れることで、「難しそう」「自分には無理」という苦手意識を持ちにくくなります。結果として、進路選択の幅が広がる可能性があります。

学校教育では補いにくい体験ができる

学校ではカリキュラムや時間の制約があり、じっくり試行錯誤する学習は難しい場合があります。STEAM教育教室では、時間をかけて一つのテーマに取り組み、深く考える体験が可能です。この「探究する経験」は、教室ならではの価値といえるでしょう。

STEAM教育教室はどんな子に向いている?

STEAM教育教室は、勉強が得意な子だけのための場所ではありません。知識を覚えるよりも、「やってみる」「考えてみる」「作ってみる」といった体験を通して学ぶことを重視するため、座学が苦手な子でも力を発揮しやすいのが特徴です。正解が一つに決まっていない課題に取り組むことで、自分なりの考えを形にする経験ができ、失敗も学びとして受け止められるようになります。また、興味のある分野に集中できる環境は、子どもの「得意」を伸ばすきっかけにもなります。ここでは、STEAM教育教室と相性の良い子どものタイプを具体的に紹介します。

工作や実験が好きな子

工作や実験が好きな子は、STEAM教育教室の学びを特に楽しみやすいタイプです。STEAM教育では、ブロックやロボット、電子部品などを使い、実際に手を動かしながら学ぶ時間が多くあります。「組み立てる」「試す」「壊して作り直す」といった工程を繰り返す中で、自然と集中力や観察力が育ちます。また、なぜ成功したのか、なぜ失敗したのかを考えることで、科学的な思考の基礎も身につきます。机に向かう勉強が苦手でも、体験型の学習なら前向きに取り組める子に向いています。

ゲーム・パソコン・ロボットに興味がある子

ゲームやパソコン、ロボットに強い興味を示す子にとって、STEAM教育教室は「好き」を学びにつなげられる場所です。プログラミングを通してキャラクターやロボットを動かすことで、普段遊んでいるゲームの仕組みを理解できるようになります。単に操作するだけでなく、「どうすれば思い通りに動くのか」を考える経験は、論理的思考力を育てるきっかけになります。デジタル機器に触れる時間が多い家庭ほど、「使う」だけで終わらせず、「作る・考える」体験としてSTEAM教育を取り入れる価値があります。

正解のない課題に挑戦するのが好きな子

STEAM教育教室では、「これが正解」という答えが最初から用意されていない課題に取り組むことが多くあります。そのため、自分で考えることや工夫することが好きな子に向いています。思った通りにいかない場面もありますが、失敗を繰り返しながら改善する経験を積むことで、粘り強さや問題解決力が育ちます。また、他の子と違うアイデアが評価される環境は、「自分の考えを出していい」という安心感にもつながります。テストの点数だけでは測れない力を伸ばしたい家庭に適した学びです。

発達特性のある子との相性(集中・視覚的理解など)

STEAM教育教室は、発達特性のある子と相性が良い場合も多く見られます。視覚的に理解しやすい教材や、実際に触れて学ぶ体験型の学習が中心のため、言葉だけの説明が苦手な子でも理解しやすいのが特徴です。また、興味のある分野に深く集中できる環境は、ADHDやASD傾向のある子の強みを活かしやすいと言えます。少人数制や個別対応の教室であれば、無理なく学べるケースも多く、発達・療育系の記事とあわせて教室選びを検討するのがおすすめです。

年齢別|STEAM教育教室の選び方

STEAM教育教室は、年齢や発達段階によって適した学び方が大きく異なります。幼児には遊びを通じた体験が重要であり、小学生・中学生になるにつれて、より論理的で専門的な内容が求められます。年齢に合わないレベルの教室を選ぶと、「難しすぎる」「物足りない」と感じてしまい、学びが続かなくなることもあります。ここでは、年齢別にSTEAM教育教室を選ぶ際のポイントを解説します。

幼児(3〜6歳)向けSTEAM教室の特徴

幼児向けのSTEAM教育教室では、学習というより「遊び」を通じた体験が中心です。ブロック、色、音、動きなど五感を刺激する教材を使いながら、「考えることは楽しい」と感じられる環境づくりが重視されます。この時期は集中力が長く続かないため、短時間で達成感を得られる工夫がされている教室が理想的です。また、安全性への配慮や少人数制での丁寧なサポートも重要なポイントになります。初めての習い事としてSTEAM教育を取り入れる家庭にも向いています。

小学生向けSTEAM教室の特徴

小学生向けのSTEAM教育教室では、プログラミングやロボット制作など、より論理的な内容が増えてきます。自分で課題を設定し、試行錯誤しながら完成を目指す「プロジェクト型学習」が中心となり、思考力や問題解決力が養われます。学校の勉強では評価されにくい発想力や工夫が認められるため、「勉強が苦手」と感じている子が自信を持つきっかけにもなります。学年やレベル別にクラス分けされているかも確認したいポイントです。

中学生向けSTEAM教室の特徴

中学生向けのSTEAM教育教室では、本格的なプログラミング言語を使った学習や、探究学習・発表型のカリキュラムが増えてきます。課題に対して調査・設計・制作・発表まで行うことで、論理的に考え、伝える力が身につきます。将来の進路や職業を意識し始める時期でもあるため、IT・理系分野への興味を深める場としても有効です。自主性が求められる分、本人の意欲を重視して教室を選ぶことが大切です。

STEAM教育教室を選ぶときのチェックポイント

STEAM教育教室は内容や方針の幅が広く、教室ごとの差が大きいのが特徴です。そのため、名前や口コミ、料金の安さだけで選んでしまうと、「思っていた内容と違った」「子どもに合わなかった」と感じるケースも少なくありません。大切なのは、子どもの興味・性格・年齢に合った学びができるかどうかを総合的に判断することです。ここでは、STEAM教育教室を選ぶ際に必ず確認しておきたい代表的なチェックポイントを紹介します。

カリキュラム内容(プログラミング/ロボット/アート)

STEAM教育教室によって、学べる内容や重点分野は大きく異なります。プログラミングを中心に学ぶ教室もあれば、ロボット制作や電子工作に力を入れている教室、アートやデザイン要素を重視する教室もあります。子どもが何に興味を持っているのか、どんな力を伸ばしたいのかを考えたうえで、カリキュラム内容が合っているかを確認することが大切です。幅広く体験できる教室か、特定分野に特化しているかも、教室選びの判断材料になります。

教室形式(対面・オンライン)

STEAM教育教室には、対面型とオンライン型があります。対面教室は、実際の教材や機材に触れられる点や、講師や他の子どもとの直接的なやり取りができる点が魅力です。一方、オンライン教室は、自宅で受講できるため移動の負担が少なく、地方在住でも選択肢が広がります。集中しやすい環境かどうか、画面越しでも理解できる内容かなど、子どもの性格や家庭環境に合った形式を選ぶことが重要です。

料金・月謝・教材費

STEAM教育教室を選ぶ際は、月謝だけでなく、教材費や入会金、イベント参加費なども含めて総額を確認しておく必要があります。一見月謝が安く見えても、別途教材費が高額にかかるケースもあります。また、長く続けることで効果が出やすい学びだからこそ、無理なく継続できる料金設定かどうかも重要なポイントです。内容と費用のバランスを見ながら、納得できる教室を選びましょう。

講師の専門性・サポート体制

STEAM教育では、講師の質が学びの満足度を大きく左右します。プログラミングや工学、教育分野に関する知識があるかはもちろん、子ども一人ひとりに寄り添った指導ができるかどうかも重要です。質問しやすい雰囲気があるか、つまずいたときに丁寧なフォローがあるかなど、サポート体制も確認しましょう。特に発達特性のある子の場合、個別対応や少人数制かどうかもチェックしておきたい点です。

体験教室・見学の有無

STEAM教育教室を選ぶうえで、体験教室や見学の有無は非常に重要です。実際に授業を体験することで、カリキュラムの内容や教室の雰囲気、講師の関わり方を具体的に知ることができます。何より、子ども自身が「楽しい」「またやりたい」と感じるかどうかを確認できる点が大きなメリットです。入会前に体験できる教室を優先的に検討すると、ミスマッチを防ぎやすくなります。

STEAM教育教室の種類と特徴

STEAM教育教室には、学習内容や目的に応じていくつかのタイプがあります。それぞれの特徴を理解しておくことで、子どもの興味や将来像に合った教室を選びやすくなります。どのタイプが正解というわけではなく、子どもが楽しみながら続けられるかどうかが最も重要な判断基準です。

プログラミング特化型教室

プログラミング特化型教室は、論理的思考力やコードを書く力を重点的に育てる教室です。ビジュアルプログラミングからテキストコーディングまで、段階的に学べるカリキュラムが用意されていることが多く、将来のITスキルにつながりやすいのが特徴です。「ゲームを作りたい」「アプリに興味がある」といった子に向いており、成果物が形として残る点もモチベーションにつながります。

ロボット・電子工作系教室

ロボット・電子工作系教室では、モーターやセンサー、回路などを使いながら、物の仕組みを体感的に学びます。実際に動くものを作るため、完成したときの達成感が大きく、手を動かすのが好きな子に特に向いています。プログラミングと組み合わせて学ぶケースも多く、理科や工学への興味を自然に引き出せるのが魅力です。

アート×テクノロジー系教室

アート×テクノロジー系教室は、デザインや表現力を重視したSTEAM教育を行う教室です。プログラミングやデジタル技術を使いながら、作品づくりや表現活動に取り組むため、創造力を伸ばしたい子に向いています。「絵を描くのが好き」「自分の世界観を形にしたい」といった子にとって、自己表現の場としても魅力的です。STEAMの「A(Art)」を重視したい家庭に適しています。

総合型STEAMスクール

総合型STEAMスクールは、プログラミング、ロボット、アート、実験など、複数分野を横断的に学べるのが特徴です。まだ子どもの興味が定まっていない場合や、幅広い体験をさせたい家庭に向いています。さまざまな分野に触れる中で、「これが好き」「これが得意」といった気づきを得られるのが大きなメリットです。将来的に専門分野を選ぶ前段階としても活用しやすい教室タイプです。

STEAM教育教室と自宅学習の違い

STEAM教育は、教室に通わず自宅学習でも取り入れることは可能ですが、教室と家庭学習では得られる体験や学びの深さに違いがあります。自宅学習は手軽に始められる一方で、学習の幅や継続性に課題が出やすい面もあります。STEAM教育教室では、専門的なカリキュラムや講師のサポート、他の子どもとの関わりを通して、より実践的で刺激のある学びが得られます。ここでは、STEAM教育教室と自宅学習の違いを具体的に解説します。

教室ならではの強み(仲間・講師・設備)

STEAM教育教室の大きな強みは、家庭では用意しにくい環境が整っている点です。専門知識を持つ講師がいることで、子どもの疑問にその場で答えてもらえたり、つまずきに応じたサポートを受けられます。また、同じテーマに取り組む仲間の存在は大きな刺激となり、他の子のアイデアを見ることで発想が広がります。さらに、ロボットや電子工作キットなど、設備や教材が充実している点も教室ならではの魅力です。

家庭学習と併用するメリット(教室+おもちゃ/教材の活用)

STEAM教育は、教室だけに任せるよりも、家庭学習と併用することでより効果が高まります。教室で学んだ内容を、自宅でおもちゃや教材を使って復習・発展させることで、理解が定着しやすくなります。例えば、プログラミング教室で学んだ考え方を、家庭用の知育おもちゃや教材で再現することで、「学び」が日常に溶け込みます。教室は刺激と方向づけ、家庭は繰り返しと応用の場として役割を分けるのがおすすめです。

STEAM教育教室に関するよくある質問(FAQ)

STEAM教育教室に興味はあるものの、料金や効果、子どもがついていけるかどうかなど、不安を感じている保護者は少なくありません。特に初めて習い事として検討する場合は、事前に疑問を解消しておくことが大切です。ここでは、STEAM教育教室についてよくある質問を取り上げ、わかりやすく解説します。

月謝はいくらくらい?

STEAM教育教室の月謝は、教室の内容や地域、年齢によって差がありますが、一般的には月5,000円〜15,000円程度が目安です。プログラミングやロボットなど専門的な内容になるほど、やや高めになる傾向があります。また、月謝とは別に教材費や入会金がかかる場合もあるため、事前に総額を確認しておくことが重要です。継続して通うことを前提に、無理のない料金設定かどうかを判断しましょう。

オンラインでも効果はある?

オンラインのSTEAM教育教室でも、適切なカリキュラムとサポートがあれば十分な効果が期待できます。特にプログラミング学習はオンラインとの相性が良く、自宅にいながら専門的な指導を受けられる点が魅力です。ただし、集中力が続きにくい子や、実物に触れる体験を重視したい場合は、対面型の方が合うこともあります。子どもの性格や学習スタイルに合わせて選ぶことが大切です。

プログラミング未経験でも大丈夫?

多くのSTEAM教育教室は、プログラミング未経験の子どもを前提にカリキュラムが組まれています。ブロックを並べるようなビジュアルプログラミングから始める教室も多く、文字やコードが苦手でも安心して取り組めます。段階的にレベルアップできる仕組みが整っているため、「初めてでもついていけるか不安」という家庭でも心配は少ないでしょう。

途中からついていけなくならない?

途中から内容が難しくなり、ついていけなくなるのではと不安に感じる方もいますが、多くのSTEAM教育教室ではレベル別や年齢別のクラス分けがされています。また、個別フォローや少人数制を取り入れている教室も多く、理解度に応じたサポートが受けられます。体験教室で進め方を確認し、子どもが「楽しい」と感じられるかを見極めることが、継続のポイントです。

まとめ|子どもに合ったSTEAM教育教室を選ぶことが大切

STEAM教育教室は、プログラミングやロボット、アートなどを通じて、子どもの「考える力」「創造する力」「試行錯誤する力」を育てられる学びの場です。

一方で、教室ごとに対象年齢や学習内容、授業形式は大きく異なります。集団で刺激を受けながら学ぶ教室もあれば、少人数や個別対応を重視した教室、オンラインで全国から受講できる教室もあります。

大切なのは「有名だから」「STEAM教育だから」と選ぶのではなく、子どもの興味・性格・発達段階に合っているかを基準にすることです。

まずは体験教室や見学を通して、子ども自身が楽しめそうか、無理なく続けられそうかを確認してみましょう。家庭学習や知育おもちゃと併用することで、STEAM教育の効果はさらに高まります。子どもの可能性を広げる第一歩として、ぜひ最適なSTEAM教育教室を見つけてください。